NAOMI

愛がなんだのNAOMIのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.4
痛い恋愛あるある詰め合わせセットな映画。

冒頭から、テルコのとる行動に、あちこちから苦笑いの息が漏れまくる。
「分かる分かる」の苦笑い。

大人の恋愛につきまとうテーマ。セフレ沼問題。
南Q太の「さよならみどりちゃん」とか、魚喃キリコの「南瓜とマヨネーズ」とか思い出した。

成田凌のFEEL YOUNG男子感(もしくはマガジンハウス男子感、はたまた宝島社男子感)えぐい。なんか経歴見てもリアルFEEL YOUNGだし、私これから成田凌のこと祥伝社って呼ぶ。

岸井ゆきの演じるテルコの、絶妙な可愛くなさがリアルで良いと思う。
初めて会った男に対して「手がキレイだな」と思ったら、その男はヤベー男、という設定はもうデフォルトなのかね。


新宿、21時台の上映、客層がオシャレ系若者ばっかり。成田凌(祥伝社)だから?
結構、カップルで来てる人たちも多かった。
「彼氏彼女とこういう映画を観に来れちゃう余裕があってオシャレな僕達私達」なのか。
この映画を2人で見ること自体、もう壮大な前戯じゃん、と思いました。

人類てどんなに進歩してもいまだにこういう恋愛の事で傷ついてるのって、あんま発展的じゃないよなーとつくづく思うので、ほんと小学生くらいの時から「道徳」と同じレベルで「恋愛」を必須科目で教えた方がいいんじゃないかと個人的には思ってます。というか教えて欲しかった。
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