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愛がなんだのchcltmilkyのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
2.9
まず、この映画が観客に鬱めいた負の感情をもたらしてくるのはいかがなのか?というのが映画を見終えた直後の私の率直な感想。そうは言っても、映画としては感じることはあった。ひとを好きになったら自分の一方通行であったとしても、自分が好きでいたいんだから別ににいいじゃん、いいからほっといてよってなって、相手に何度も突き放されても余計に好きでいるのが止められなくなって、客観的に見たら相手の顔色ばっか伺ったり、付きまとったり、余計な世話をやたらしたくなったり、めちゃくちゃキモい行動ばっかしちゃってんのにけど本人は気づいてない、どうしようもない、しかしそういうのが片想いなんだよな、なんてことが誰にでもあるんだよなって、一向に実りようのない完全なる片想い、それが順繰ってる様子が表象されてた。あと今現在に片想いしてる人がこの映画見たらメンタルブレイクを引き起こさせそうだよなあって遠い目で眺めてたけれど、それ故にリアリティを帯びてたってことだよね。まあ、レビュー総括すると、たまには自分に酔って、鬱に浸りたいなって人だけ見たらいいんじゃない?っていう映画。
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