このレビューはネタバレを含みます
すごくすごくよかった。
いろんな人の立場になって、愛って何かを考えられる映画。
テルちゃんがマモちゃんを好きになってあんな風になってしまう気持ち。
ナカハラ君の自分に自信がなくて、それでも身を寄せてくれる葉子ちゃんを好きでそばにいたい気持ち、離れようと思った気持ち。
葉子ちゃんの中の父親に対しての感情と、ナカハラ君に対しての態度。
などなど、いろいろ感情移入しちゃって終始涙がぽろぽろ。
1番感情移入しちゃったのはナカハラ君。
1番わからなかったのは、わかりたくなかったのはマモちゃん。笑
ナカハラ君の「どうでもいい話を聞いてほしくなるときとか、寂しいときに自分のことを思い出してほしい。」「寂しくなるのは僕たちみたいな人なんです。葉子さんは寂しくなることなんてないんです。」って言葉たち。
ナカハラ君が葉子ちゃんから離れて、寂しくなさそうな葉子ちゃんにテルちゃんが寂しくなることがあるのか聞いたら、怒って「当たり前じゃん、私のことなんだと思ってるの。」って言った葉子ちゃんに安心した。
きっと寂しい気持ちがあるとは思ってたけど、もしかしたらないのかもしれないって不安で、だから安心した。
やっぱり寂しくない人なんてこの世にいないよね。
最後の個展で葉子ちゃんが来てくれてよかった。きっと2人は幸せになってると思う。
大切な気持ちを忘れそうになったらまた観たい。