このレビューはネタバレを含みます
ひとつすごいってとっても感動したことが、
「2人」の会話の描き方。
テルちゃんとナカハラが葉子の家で年越ししたときの会話とか、
なかはらが自分の気持ちを打ち明けた夜のコンビニとか、
テルちゃんとまもちゃんのベッドの上での話の掛け合いとか、
葉子とテルちゃんの恋話とか。。
気を使ってない2人だからこそ織りなせるあの心地よい笑いというかなんというかが大好きだった。
毎回聞き入っては、キャストさんたちに妙に愛着がわきました。
ああいう会話、また今泉監督の映画の中で聴きたいな。
マモちゃんがテルちゃんを好きになることも、すみれさんがマモちゃんを好きになることも、ぜったいにないんだろうな〜って、
ナカハラだけは最後いいかんじだったけど、結局葉子の中で「いい奴」に留まると私は思う。
好き〜って思って一生懸命な人ほど、需要と供給がどうしても一致しないあの感じはとてもリアル。
それで、実は好きじゃなかったとか言い出して、マモちゃんを試し出すテルちゃん。最後別の男の子の手を引いて別の道をズカズカ進む途中で、チラッと振り返って、マモちゃんの反応を確かめようとするテルちゃん。
痛いよりも可愛いが勝りました。
岸井ゆきの、ほんとにかわいい。笑