このレビューはネタバレを含みます
恋愛の残酷な部分を、直球で描いているなぁ。お互いの熱量が同じくらいが理想だけど、得てしてこういう一方通行だらけの袋小路が発生しちゃうんですよね。
テルコとナカハラ君のシーンが一番印象的だったな。同じような立場にあったはずの2人だが、これを境に全く別の道へ。葉子さんを断ち切った(多分)ナカハラ君に対し、テルコはもはや愛なのか何なのかもわからないホラーな関係性に足を踏み入れていく。
共感しやすい設定の人物というのもあるけど、このシーンでの若葉竜也さんの演技はなかなか胸に迫ってきました。この方には今後も注目したい。
2020年30本目