中東問題をちょっとは知ろうとその辺の映画やら解説やらに首つっこむ度に、なんとまあごちゃごちゃに入り組んだ報復と憎しみの二重螺旋かとクラクラする。次々と解きようもなく積み上がった問題が瓦礫の山になっていって、それがまた雪崩れて大問題になってる感。この映画が描く人質奪還作戦も絡み合う国やら組織やら連鎖やらが多すぎて問題の核になる部分が核分裂してしまってる感。鈍痛で衝撃なのは6年前の映画なのにあたかも今現在のレバノン実況中継に見えること。あの市街地の姿も虚構の映画の中とはいえやっぱり衝撃。けどそれも6年後あたりには現実の核分裂で更地になってるのかも。いやそんなに後でもないのかも。もしかして更地になるのは中東だけじゃないのかも。調べたらまだ世界に1万2千超もある核弾頭。それが今後ただの一発も爆発しないってあり得るのかと俺思ってしまう。アナタ思いませんか?今のイスラエルとイランはそんな状況に最も近づいてる気もするんだけど、アナタしませんか?