モンハンワールドを映画で再現するという仕事は十分果たしてました。
意味も深みも物語すらもほとんどなくて、とにかくモンハンワールドの要素と記号を組み合わせただけの作品です。
しかしそれでいいのです。
ちょうどこんぐらいの何も考えなくてただただモンスターでけえ!こわ!リオレウスかっけ〜!とか言って楽しめるのが観たかったので良かったです。
ライズでは無くて、いまだにモンハンワールドをたまにやっている身からすれば、あのモンスターの世界に米軍(国連セキュリティーチームというぼやんと名のほぼ米軍)が行ってしまったらという設定だけでもワクワクしますよね。
まあ、とは言え、最初はあっけなく見せといて終盤にちゃんとこの設定で見たかったものを見せてくれるのも良かったです。
強いて言うなら、その米軍ソルジャー(主人公)側から見た目線でのモンハンワールドの語り口なので、英語が喋れないキャラへのやれやれ的な扱いとかに上下を感じて嫌な引っかりをする人もいるかもしれません。
大団長の再現っぷりとか最高でしたね。
ポール・W・S・アンダーソン監督、こっそりバイオバードっぽいホラー味なんかも混ぜたりしちゃって、それも全然OKです。