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ランボー ラスト・ブラッドのgock221Bのレビュー・感想・評価

3.5
隣人の娘がメキシコの娼館に囚われるのでランボーが救いに行く
無敵のランボーなのだが、街中では普通にチンピラにボコられてしまうというのが地味にショック
ランボーは自宅の地下に長大なトンネルを掘っていた。ベトナム戦争でベトコンが得意としたトンネルを掘って、過去の闘いで負ったトラウマを癒やしている(というか闇を深めてる感じもある)
で、メキシコのチンピラを誘き出してトンネルで皆殺しにする
街では勝てなかったが自分の領域に誘い込めばやはり強いランボー
「これでシリーズ終わり?」という凄く寂しい終わり方
前作「最後の戦場」では、ランボーが持つファンタジー性と現実の紛争と上手く折り合いをつけていた感じだったが、それが限界に来た感じがする
つまり過去のランボーほど無敵の存在だと「ランボーなんでメキシコのカルテル潰さないの?」「ランボーなんでチベットの人救わないの?」などと無限に思えてしまう。だからメキシコに行かせてランボーというファンタジーを終わらせたのではないか?と思った
ランボーの心の闇を「トンネル」で表現したのが良かった
「何でランボーシリーズこんなショボい終わりなんだ?」と思う人がいるのもわかるが僕は、これはこれでスタローンの誠実な結末だと思った(とはいえ続編作ったら作ったで喜んでみるけど)

ブログに感想書きました。 http://gock221b.hatenablog.com/entry/2020/06/30/015114
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