アウシュビッツ強制収容所の、隣に建てられた屋敷に住むルドルフ・ヘス所長家族が、罪のないユダヤ人の囚人130万人が流れ作業のように虐殺されている収容所、そのすぐ数十メートル隣で幸福に暮らしているヘス所長家族の平穏な暮らしを淡々と描いた恐ろしい実話の映画
↑……という、あらすじを去年聞いた時からずっと観たかった
『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(2013)の監督、あれと同じで映像も構図も音響もOP＆ED曲も全てカッコいい。洗練されたカッコいい文化を持ちながら虐殺しまくっていたナチスのように。「文化的に洗練されたら人間的にも向上できる」なんてただの幻想だとわかる
そして我々もまた、平和な社会に暮らしているからものの善悪がわかったふりをしていられるというだけで、非常事態で人間の表層を剥ぎ取られれば我々もまたこんな程度のものなんだ……と、そう思うことが大事だなという想いをあらたにしました
イスラエルのガザ虐殺も横目に見ながら
ブログに感想書きましたhttps://gock221b.hatenablog.com/entry/2024/05/25/012334
