このレビューはネタバレを含みます
嘘みたいな実話。
自由に生きるということの意味を履き違えて、強盗と殺人を繰り返して、どんどん闇堕ちしていく主人公の話。
きっと彼が一番手に入れたかったものは、そんな強盗や殺人では手に入れられない、純粋な偽りのない愛だったのかなあ。
ラモンへの想いを永遠にしておくために、ラモンを殺す道を選んだ彼のことを思うと胸が痛い。
電車でひとり涙を流すシーン、とっても複雑な気持ちになりました。
最後のシーンで、全ての非行が始まるきっかけになった場所で、音楽をかけながら踊り狂う主人公と、その家の周りを取り囲む警察の空気感のコントラストがすごく強調されていて、周りのことが何も見えなくなって変わり果ててしまった主人公の末路を彷彿とさせる😞
それにしても、主人公役のロレンソ・フェロが美形すぎた、、、
映像も綺麗でした。