南

永遠に僕のものの南のレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
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倫理への意識が決定的に欠けた究極美少年。

ビョルン・アンドレセンもかくやとばかりに美しい顔をした子だが、彼にとって強盗や殺人は「なんでもない普通のこと」にすぎない。

そのため、陰惨な殺人が繰り返されるにも関わらず悲劇的な演出は一切なし。

まるで蚊を叩くのと同じ感覚で人を殺す。

それどころか強盗に入った邸宅で楽しい音楽を流し、のんきにダンスまで踊る始末だ。

(この映画はダンスシーンが多いのも特徴だ)

『時計じかけのオレンジ』のマルコム・マクダウェルを思い出す方も多いだろう。

『ディストラクション・ベイビーズ』の柳楽優弥、

『凶悪』のリリー・フランキー、

『クリーピー』の香川照之、

『ノーカントリー』のシガー、

など「思想も大義もない純粋悪」同盟に新しい仲間が増えたことを祝したい。

ブロマンス要素もあるよ!
南