カント

キング・オブ・トロール 勇者と山の巨神のカントのレビュー・感想・評価

4.3
程よいВ級感が最高\(^o^)/脚本優秀💡北欧ファンタジー・アドベンチャーの傑作💡ノルウェーの巨匠イプセンの戯曲「ペール・ギュント」を元に軽妙なお伽話に仕上がっています😄

当然ペール・ギュントに華を添えるノルウェーの作曲家グリーグの名曲「山の魔王の宮殿にて」も作中で使用。
グリーグ:《ペール・ギュント》第1組曲 「山の魔王の宮殿にて」
https://youtu.be/3gXqifnSjWI

▼原題アスケラッドは「ロクデナシ」の意味。
ノルウェーの王女キリステンは18歳の誕生日までに婚礼をあげなければ山の魔王がお迎えに来ると言う。デンマークの王子フレデリク(嫌な奴)がキリステンを貰い受けに来るがキリステンは逃走。

▼農家の3人兄弟ペル、バール、エスペン。末弟エスペンはドジっ子で父親からもロクデナシ呼ばわり😰
大事な家🏠を火事で無くしてしまう。
同じ時、デンマークの王子がキリステン王女を探しに来た。王女を見つければ褒美が貰えるかも💡旅立つ3人兄弟。
エスペンは役に立たないガラクタ収集が得意で「良い物みつけた✨」とアイテムをゲットしていく。
割れた手鏡み。壊れたヘルメット。古い毛糸玉。熊の毛皮。蜂蜜の空き瓶。

助けを求める老婆から魔法の地図を手に入れて、3人兄弟は力を合わせてキリステンを探す。彼らは山の魔王トロールを倒す事が出来るのか😄

▼ストーリーの大筋はギリシャ神話オデュッセウスを下地にしていて、同じくギリシャ神話アリアドネの系の引用も有ったり、神話ファンタジー好きの方、必見😄

▼ノルウェー本国では大人気だったようで、ノルウェーの自然の景色を贅沢に使っています😄
ラストが程よくハッピーエンドじゃなく「分相応」な感じも好感。子供向けです😉✌
カント

カント