緊急コールセンターのワンシュチュエーション88分。
罪というあくまで主観的な考えは、真実でもなく嘘でもない。
警察、親、共通するのは''守る''という点。
守ることに必要なのは対に存在する悪。
誰かを敵に回すことで''守る''が成立する。
もしそれが善意に見えた一方的な意思だとすれば、悪意さへ善意になることだってあり得る事だと思う。
この映画は、''音''という小さな小さなヒントだけで、善意と悪意を判断しようとする主人公の身勝手さ。
これは観ている私たちも真実を探る前に、誰が悪い?誰が犯人?と考えてしまう所を皮肉に伝えている気がする。
こんな便利な時代だからこそ、想像する機会も増えるし、ハショることで簡単に善悪を決めてしまう。
想像は想像って事を忘れちゃったらダメだな。