しらすごはん

THE GUILTY/ギルティのしらすごはんのレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
3.8
電話の音声が手がかり。

シチュエーションサスペンス。

警察の緊急通報オペレーターが声・音をたよりに事件を解決しようとする。

緊急通報室内でのみ物語は展開する。

サンダンス映画祭観客賞受賞作品にハズレなし!

デンマークの映画です。



緊急通報指令室のオペレーターとして働く主人公は、やる気なさげに電話対応している。

ダラダラ投げやりに応対しているさなか、1本の通報を主人公は受けた。

それは、切迫した女性の声。

近くにいる男に隠れて、電話している様子。

主人公は、その声の女性がまさに誘拐され、車で移動中だと推測した。

犯罪が現在進行中で起こっている。

主人公の捜査官魂に突然火がつく。

主人公は、ちょっとした不祥事で一時的にオペレーターをやらされているだけ、と思っている。

アイデンティティは現場の捜査官だから。

電話のやりとりから、情報を引き出して、なんとか女性を救おうとする。

サスペンスフル。


観客も、主人公と同じように音の情報だけで事件を推理していく。

ただ、想像していたのとは違う方向に転がっていくので不安が頭をもたげてくる。

独断先行、情緒不安定気味の主人公に、観客は違和感を持つようになる。

主人公は、果たして音だけを手がかりに彼女を救うことができるか。

ギルティ(罪)の真の意味とは?



Netflixにおいて、ジェイクギレンホール主演でリメイクされてます。

ジェイク版も良かったですが、デンマークの役者の酷薄な雰囲気の方がスリリングな感じがしました。

好みの問題だと思いますが…
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