パピヨンのKomiのネタバレレビュー・内容・結末

チャーリーハナムという俳優さん初めてみましたが、良かったです。トレーラー見た時はチャニングテイタムかと思ってた。話が進むにつれてどんどん白っぽく萎びてくるんですが、ミドルエイジになったら007とかもできそうな位渋くかっこよく見えました。かつてはダスティンホフマンが演じたドガ役のレミマレックも、独特な雰囲気を活かして、とても良い感じでした。

詳細はあやふやながら、オリジナル版の各シーンでのインパクトは結構覚えていましたが、このリメイクで改めて観ると、お話の印象が変わりました。前はなんだかとにかくスティーブマックイーンがかっこよく描かれてたような記憶があるんですが、本当はそうじゃないのかも。頭が幼かったからかなあ。も一度ちゃんと観たくなりました。

とにかく、絶望的な展開の繰り返しで、それでも主人公が諦めなかったのは、もうそれがとにかく生きるため、生きているという実感のため、って感じ。でも、ドガのために逃げ切れたかもしれないのに何度も救いに戻るあたり、彼の人間性が凄いとしか言いようがない。だからこそ、こんなに立派な話として自伝を書けたのかもしれないけれど。
この自伝を書くような勧めた奥さまは、かつて別れ別れになった女性が、ずっと待っていたのでしょうか？執念で脱走に成功しても、現実には人生はまだまだ続く。ハッピーエンドの先に虚にならないように、次の目標を提案したのでは？なんて考えてしまいました。

ところでドガはどうなったのでしょうか？
再会はできたのでしょうか？原作読んだらわかるのかなあ。