福福吉吉

ブルー・ダイヤモンドの福福吉吉のネタバレレビュー・内容・結末

ブルー・ダイヤモンド(2018年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ人のルーカス・ヒル(キアヌ・リーヴス)は希少なブルー・ダイヤモンドの取引にサンクトペテルブルクに訪れたが、そのダイヤを持ってくるはずのピョートルが行方をくらまし、取引相手のマフィア・ヴォルコフ(パシャ・D・リチニコフ)から脅迫される。なんとか期日を延ばしてもらい、ルーカスはピョートルを追い、シベリアに向かう。ルーカスはシベリアの地で酒場の女主人カティア(アナ・ウラル)との恋に溺れながら、破滅的な道を進んでいく。

ストーリー展開が遅く、テンポの悪さと意図の分からない描写が多いため、観ていて盛り上がりに欠けました。それでいて緊急性があるにもかかわらず、やたらとルーカスとカティアの性行為や、シベリアでの熊狩りなど必要性を感じない描写が多いように感じました。上映時間が105分と短めにも関わらず、非常に時間が長く感じました。

本作の原題が「シベリア」ということで、シベリアでのルーカスの遭遇する出来事をメインに描いたのかな、と好意的に捉えてもそれが作品の面白さに一切繋がっていない。ストーリーの起点がマフィアとのダイヤの取引である以上、その帰結としてヴォルコフとの決着が無いと締まらないと思います。シベリアでの出来事がただの寄り道にしかなっていない。

残念ながら全く面白さを感じない作品でした。

鑑賞日:2023年3月16日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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