映画の日の日曜日。
それは、もちろん映画館に行かないとです。
2019年劇場鑑賞10本目
充分に面白い映画でした。
歌のレベルも、物語の構成も、役者の演技力も、実際の衣装や舞台の再現力も。
でも、ボヘミアン・ラプソディーを観た時の、奮いたつような感激と比べてしまうと、どうしても…。
エルトンジョンの曲は、YOUR SONGとライオンキングの曲(本作では未使用)しか知らなくてパッションが上がり切らなかった。日本での曲の大衆性は、それほどないように思う。
ドラックやアルコールへの依存。
結婚の失敗や、成功と引き換えの傲慢さにより周りの人間がいなくなっていき、金目当ての人間に裏切られる。性的マイノリティの苦悩という内容にも焼き直し感が💧バーニーとの友情は良かったが、クイーンのメンバーとの確執と、その後の和解にくらべると少し弱いか。
子供の頃愛されなかったエピソードも、どこまでどうだったのだろうと。
特に父親の描かれ方は、再婚相手の子供がまだ存命であるだろうことを考えると、少し複雑な気持ちになり、素直に泣けなかった。
本人が監修している分、かえって客観性が失われているのではと思った。
若い頃の尋常でない成功から、ドラックや依存症に飲み込まれ亡くなってしまったスーパースターは多いが、エルトンジョンは立ち直った。そして、自分らしく生きている。そこは素敵だし、なりたい自分に本当になれたのだなと思う。