あさの

ロケットマンのあさののレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
4.0
罪と解放を巡る人生という冒険を、稀代のミュージシャンであるエルトン・ジョンの身体を通して描いた革新的なミュージカル伝記映画です。
知っているようで知らなかったエルトンの葛藤の半生がテンポよくつづられているのですが、彼がどう己と向き合い、どう孤独と折り合いをつけていくのかを丁寧に描いており、その感傷的過ぎない演出は実にエルトン・ジョンらしいと言えるのではないでしょうか。
エルトンファンは楽曲の新解釈でさらなる世界が広がり、タロンファンはその華やかな歌声でさらにタロンに惚れ直すという意味でも、UK好きには外せない一作になっていると思います。
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