Jordgubbe

ロケットマンのJordgubbeのネタバレレビュー・内容・結末

ロケットマン(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

最初はキングスマンのタロン・エガートンがちらつくなぁと思って見てたけど、すぐに全然気にならなくなった。
そしたら途中何回も、エルトン・ジョン本人に見えて、というかエルトン・ジョンが乗り移った、憑依したみたいに見えて良い意味でびっくりでした。
特にピアノを弾いてるシーンは鳥肌もの。
最初エルトン役には他の人がなる予定だったらしいけど、タロンで間違いない。


母親役のブライス・ダラス・ハワードは分からなかった…
ジュラシックワールドの時と役柄も雰囲気も全然違う。一番は喋り方かな?
この肌が白くて特徴的な声で…絶対見たことあるのに!!!と分からないのが悔しかったぐらい。あと唇。
年取ってシミがある顔でも美人だった。

子役時代のレジー役2人の演技も素晴らしかった。
ただハグしてほしかっただけなのに…
その思いだけで、その後の人生ずっと孤独感を抱えないといけないなんて辛すぎる。


バーニーが良い人なのが救い。
I'm still standingが生まれた経緯が分かって納得というか、深みが増したというか。
お金が儲かって周りが変わっても、バーニーだけは変わらなかったんだなぁ。


知らない曲ももちろんあったけど、圧倒的にどこかで聞いたことのある曲ばかり。
天才ではなく、一人の人としての孤独を描きたかったというタロンの言葉は、本当にすとんと腑に落ちた。

ボヘミアンみたいな派手さはないけど、でも、心に温かいものを残してくれる映画でした。衣装は本人に負けず劣らず派手だったけどね。
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