中国春秋戦国時代を舞台にした原泰久のベストセラー漫画を山崎賢人主演で実写映画化。
春秋戦国時代の秦。戦災孤児の少年・信は天下の大将軍になることを夢みて、親友の漂とともに剣術の鍛練に励んでいた。だが漂の方だけが王宮に召し上げられ、2人は別々の道を歩み始める。しばらく経ったのち、致命傷を追った漂が信の前に姿を現し、ある地図を託して落命する。
原作者が脚本にも参加し、大規模な中国ロケと広大なオープンセットでの撮影などで原作世界を再現。山崎が主人公の信を演じ、吉沢亮がえい政と漂を1人2役で演じた。
原作未読。散々SNSで画像をみかけたのでなんとなくの登場人物はわかっていたつもりで鑑賞。漫画特有のギャグが入っているのはご愛嬌なのか、というかそもそも時代が時代なのにしゃべり方はそれでいいのか、と勝手にノイズを感じてしまった。舞台も外ロケが多かったわりには見栄えしていないように感じた。が、つまらない訳でもなく、旬の役者とベテランの演技や顔芸で楽しめた。それにしても信って観客と一体化してるくらい存在感が空気だよね。
