このレビューはネタバレを含みます
原作ファンです。
原作との違いもあり違和感を感じる場面もあったが、実写としてとても良作。
壁、王騎、騰、楊端和あたりは原作に寄せる努力がよく見えていた。特に個性の強いキャラの忠実性に関しては役者と制作チームの力を感じられた。
昌文君と政の再開シーンは外で壮大に撮って欲しかったが、合流地点は完全CGだったようなので仕方ないか、、と限界を感じる展開。
信が政について行くことを決定するにあたって、私の見解では成キョウとの戦いで土地と財を受ける約束も外せないポイントだと考えていたため、そこがカットされており原作未読者にとって信の心の移り変わりが伝わっていないのでは?と思った。
エンドロールはなぜ静止画だったのだろう。せっかく壮大な音楽だったので、風景でもいいから迫力のある映像が良かったのではないか。最後の最後に「ショボい」感じ。これでこそ邦画とも言えるが。
とにかく、原作での成キョウとの戦いは序の口なので、この作品ももちろん第1章的扱い。
今後の血湧き肉躍る展開に期待しています。