「デュエリスト/決闘者」
リドリー・スコットの監督デビュー作。ナポレオン統治時代のフランスを題材にした歴史物、思えばリドスコの歴史映画はここから始まったと言っても過言ではない。
簡単にいうと、決闘が大好きなハーヴェイ・カイテルと彼に執拗に決闘を申し込まれる騎兵隊士官の15年にわたる決闘の物語。ある意味、ストーカー映画であり、ラブストーリーでもある気がする。
まぁ数年に一回たまたまあったら決闘しなきゃっていう気持ちがハーヴェイ・カイテルの中に生まれてその度に決着がつかないで終わるっていう地味な話。だけどリドスコの伝説の始まりとして観るとなかなか面白い。
これがあったからこそ「グラディエーター」や「最後の決闘裁判」のような映画が生まれたのかもしれない。個人的には割と好き。