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デュエリスト/決闘者のmegusukeのレビュー・感想・評価

デュエリスト/決闘者(1977年製作の映画)
3.3
一方的な「ここで会ったが100年目!今こそ決着を着けてやる!!」
を戦乱期のご時勢?関係ねぇ!とばかりに繰り返す映画。

主人公デュベールは、上の命令を伝えに来ただけ。
見栄っ張りで決闘大好きなフェローは、謹慎処分の命令を
華やかなパーティの場で、しかも主催のご婦人の前で伝えられて
プライドを傷付けられて、デュベールに粘着する様になる。

デュベールはフェローのしつこさと、このご時勢に決闘なんてしてる場合かと悩みながらも、紳士として売られた喧嘩を買いつつ
大荒れな時代の荒波の中辿り着いた、自身の安息の人生を確固たるものにする為、フェローとの因縁に、決着を着ける事を決意する。

一方のフェローは、戦士としての実力はあるが、向こう見ずで短気な性格が災いし、時代の波にのまれかけ、時代遅れな決闘でデュベールに圧勝する事のみが人生の希望となってしまう。

フェローは登場が少ないものの、ストーリー上で最低限補完され
二人のデュエリストの立場や心の対比は充分楽しめた。
欲を言うと、フェロー側の心模様もじっくり観てみたい気はするが
この作品自体は良く出来てると感じた。
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