前田敦子の出る映画は面白い。
別に推しではない。念のため。
面白い映画を選び、というか選んだとしか思えない。川端康成へのオマージュした市制◯十周年記念。沢山の市民と思われるエキストラ？ボランティア？出演者？エンドロールの膨大な名前のテロップのご当地映画。
極上？ではないが、日常感覚の、でもありふれないファンタジー。
過酷な状況をありのまま受け入れ、ポーカーフェイスで進んでゆく。抑制？とも乾いた悲しみともちょっと違う。ほんわかとした画面の流れのなかで、繭に包まれた悲しみをそっと胸の奥に置かれたような。前田敦子でなければあり得ない映画。やっぱり、前田敦子は面白い。
