葬式の名人の作品情報・感想・評価

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「葬式の名人」に投稿された感想・評価

ゆかこ

ゆかこの感想・評価

3.8
あぁあ~~…なんも言えねえ………!
間に合ってちゃんと観られて良かった。ちゃんと「マイカル茨木」で観たよ。
私は卒業してからも熱の冷めない茨高生の茨高大好きっぷりは普段割と引いて見てた部分もあるんやけど、この映画に関してはもうさすがに「私この高校の卒業生やねんで!!!」と言いたくなるしそれを許してほしいと思ったな。まあ茨高生が(プロデューサー)作った映画やねんから世話ないよな。笑
たぶん茨高卒業生だけにとっては、そうじゃない人(現役生も含め)にはわからんやろうというぐらい【エモい】映画なのではなかろうか。だってBC間での体育祭の練習とか出てくんねんで。正門もグランドもプールまで。妙見夜行登山に我らがパイマーク(π)まで。うん。ストーリー全然関係ないとこでも結構泣いてた。笑

全体的にはちゃめちゃ(?)なストーリー展開やったけど、その中であっちゃんと息子少年の2人の存在がすごいリアリティで浮き上がってた。特に息子少年に真実を伝えるシーンからずっと。高良くんの人の地味なぽんこつっぷりとか、それに加えて全員天然なん?みたいなツッコミどころもあったけど、それもその「はちゃめちゃ(?)」の中に納まるんやろう。
あっちゃん良かったなあ。私にとってどうしても特別になってしまうこんな映画の主演をしてくれてありがとう。

どうでもいいことなんやとわかっていながら、妙見夜行登山にあんな行燈文化無かったよね?とか、いや妙見夜行登山制服で行けるわけないやんとか、帰りとかもうそんな普通に歩いてられへんで全身痛すぎの満身創痍やねんからとか、援団の演技はそんな斜め上からよりも真正面とか、せめて歩くあっちゃん達の目線とかからの方がきっと迫力あるのにとか、(あと多分やけど超重要な事故のシーンはその門普段開いてないやつやんとか、)そういうのもめっちゃあった。笑
主人公達の年齢が28やったけど、今年基準で考えるならやけど確かその学年ぐらいから学区編成が変わったから、変わる前の茨高がまだ1番やったときの卒業生にしてほしかったななんていう細すぎる注文まで思ってしまった。(だって、茨高生が「茨高最高~~~!」とか言いながら高校生活過ごしてたのは、第一志望として入りたくて入ってきた生徒がほとんどやったから、みんなその誇りがあったからなんだろうと当時私は思ってたから。高3のときに2つ下の後輩を見て、この子達の中には(北野を諦めてとか)茨高に入りたくて入ってきたわけじゃない子もいるのかって感じてたから。いまの子たちはどんななんやろう。私たちのときと同じぐらい茨高楽しいってみんな思ってるんかなあ。)

私がいま死んだらとかあの人がいま死んだらとか、重ねて想ったりしながら観てた。やっぱり多感なあの時代を過ごした空間って自分で思ってるよりも深くて濃い。何の涙かわからん涙が、出たり出てくれなかったりする。あの頃の自分たちとはもう違うけど、それでもこんなふうでいまの私たちもまた、生きている限りはそうやって生きていくしかないんよねえ。来週大学の図書館でキネ旬のインタビューもっかい読も。そして川端康成ちゃんと読も。

あぁ~~~私も会いたかった~~~~~あつこ~~~~~~~!!!!!
うきは。


競泳や水球をみにいくわけではありません。ジムや市民プールで運動するわけでもありません。流れるプールに流されにいきましょう。浮き輪をもっていきたいと思います。泳げないわけではないですが、流れるプールで本気で泳ぐ人はいません。流されるのにきれいなフォームはいりません。飛び込みません。流されます。自ら流されにいきましょう。流されまいとすれば流れるものも流れません。体を流すと、追いかけてきては追い越していく流れが、バナナの湾曲のように心地よく体を押して、流されているのだと、心が大変安らぎます。まわりはぴちゃぴちゃ楽しそう。浮き輪にお洒落はありません。いくつかバリエーションのある中で、モンキー感のあるやつを選びましょう。浮き輪に真っ赤な尻を突っ込めば、あとはゆらゆら流される。カメの甲羅干しは、ただの日光浴ではありません。血液をくつくつと温めます。骨の成長にも欠かせません。猿のお腹干しは、ただのひなたぼっこです。なけなしの皮下脂肪に熱をせっせと蓄えて、ぷかりぷかりと漂います。3度目のスロープをまたあがれませんでした。4周目に入ります。首を長くして待ちましょう。ほだされた雲が流されていく。束ねられた風船の一群がどこからか頭上に流れ着いて、手を伸ばしたが届かなかった。ふわふわとそのまま遠くの小さな影になるものを見送りましょう。どこまでもカメのつもりでいて、いつの間にか首が長くなってしまった場合は、慌てずに引っ込めましょう。指を指されても気にしません。ちゃぽんと水に潜ったら、飽きもせずにころころと流されます。来年の夏、僕がサングラスをしていても、どうぞ笑わないでくださいね。
anna

annaの感想・評価

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境界線はすべてつながっていて夢も幻も現実も事実も分けてしまうことなく同じ世界だと思えることが、やさしさなのかもしれない。

とても好きな映画だった。
前田敦子にどんどん惹かれる…
前田敦子演じる雪子が16歳の時に最後の肉親である祖父を亡くして1人で葬式を出し「葬式の名人やな」と言われたことから来ているタイトル。
高良健吾が出ているというので見に行ったけど・・・
吉田の棺桶を担いで友人たちが街を練り歩くところはまだ へぇー、だった。けれどその後 生きてる人間が棺桶に入って遊んだりスチール机の上にむき出しで寝かせた遺体の横で酒を飲んだり、その意図は何処に? けしからんとは言いませんけど。そのあともさらにワケワカメ(死語?)な展開。有馬稲子サマ「お腕を一晩お貸ししましょう」よく出演を受けたなぁ…晩節を汚すことにならないか?
こういう作品はシネコンじゃなくミニシアターで上映しましょう。紛らわしいから。
酷すぎて、点数をつけられない。
中堀さんや牛場さんを巻き込んで、やったことは実相寺昭雄ゴッコ。これが許されるのは、学生までである。
脚本も酷く、普通に考えてありえない思考をし過ぎ。ウソを吐くにしても、運びようがあるだろう。

前田敦子さんの芝居だけが救い。
93

93の感想・評価

2.8
茨木のための映画。こういう映画はあっていいと思うが内容がお粗末。オチも読める。
前田敦子はいいね、語らずとも瞳で語る

話は終始すべっててサムいんだけど途中から何故か心地よくなり最後まで観てしまった

映画評論家でもいい映画作れる訳では無いんですね
6060

6060の感想・評価

3.2
笑い、プロット、意外性、
辛さ、明るさ、喪失感。
配役以外、全て中途半端。
〈葬式〉や〈死〉をシリアスな感じにしなく、ライトなテイストのドラマ仕立ては嫌いではないが、ファンタジー要素があったり、コミカルを挟むが、ことごとくスベる結果なので、何が何だか。ユーモアで弛緩して、空いた「間」を存在感と雰囲気で補った高良健吾は流石だが。

棺桶を仲間達で担いで、思い出の場所を巡回するために、街や学校を歩く、シュールな構図で奇想天外の発想がピークに。残念ながら、川端康成の作品群をモチーフにするセンスとプロットを繋ぐ力量が足りないのが惜しい。「片腕」の意味も違うし、オマージュの履き違えも。市や学校は良く撮影許可を出したかと思ったが、茨木市制施行70周年記念映画なことに驚く。
監督は映画評論家樋口尚文。茨木出身の川端康成の短編小説のいくつかをモチーフにして脚本が書かれ、茨木市の市政70周年を記念して作られた。
シングルマザーとして仕事に追われる渡辺雪子(前田敦子)のもとに茨木高校の同級生だった吉田創(白洲迅)の訃報が届く。豊川大輔(高良健吾)ら同級生6人が霊安室に集まる。吉田に茨木高校を見せるため、6人でお棺を担いで市内を練り歩く。豊川が葬儀会社と喧嘩して同級生で通夜を行うことになる。
死体を扱う厳粛さはなく、コメディーなのだが、前田敦子の演技が物語に重さを与えている。途中から現実を離れて夢の中へ迷い込むが、カラッとした明るさの中で映画は終わる。
趣向を凝らしすぎてとっちらかった印象を受けるが、前田敦子を見る映画である。
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