松井の天井直撃ホームラン

駅までの道をおしえての松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

駅までの道をおしえて(2019年製作の映画)
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↓のレビューは、以前のアカウントにて鑑賞直後に投稿したレビューになります。

☆☆☆★★

原作読了済み。簡単に。

子供が受ける【死】に対する自分の無力感。

映画はほぼ原作短編の通りに描かれる。

少女にワンコ。おじいさんに死に別れた息子。更には、不治の病にタイムスリップと。併せて6段重ねの豪華版。

映画本編は、少女が初めて味わう【死】に関しての悲しい思い。それと同時に、《友達》となったおじいさんとの出会いと、再び訪れる別れが描かれる。

観ていて思ったのは。原作が短編だけあり、じっくりと描いているのは良いのだが。正直言って、中盤辺りでは。少々間延びしていた様な印象を持ち。クライマックスでの(ある意味で)感動的と言える場面では、ちょっとしたやり過ぎ感も感じてしまった。
出来る事ならば。もう少し、ワンシーン辺りを短めにしたならば。もっと映画全体にテンポが出来て観やすくなったのでは?…と(汗💦)

とは言え…。映画オリジナルとして、有村架純のモノローグを入れた事で。少女の成長譚としての側面は、ある程度は表現出来ていたのではないだろうか。
いずれにしても、日本映画らしい佳作では有るとは思いますが(他力本願💧)

2019年10月26日 シネスイッチ銀座1