じゅんP

ブラッド・イン ブラッド・アウトのじゅんPのレビュー・感想・評価

4.6
血、家族、ルーツってものにあんなにこだわって愛することに、あんなに振り回されて狂わされる姿を見てもなお、あんなにこだわれて愛せることにどこか憧れを感じる。

感情と呼ぶにはあまりに一瞬の反応が交錯する刹那を、「環境が人を変える」や「時間が解決する」といった変遷の重みを、そして彼らのこれからを、映画の限られた尺を自在に飛び越えて見せつけてくれた。

そこにあり続けたアートの立ち位置に、少し救われる。
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