1. 決心
2. 離別
3. 盗賊
4. 報復
5. 復讐
6. 葛藤
7. 斬、
8.エンドロール
80分
「てんとう虫は、上へ上へと向かおうとする…登るところがなくなると、天へ翔び立つんです。」
わかりやすい物語に短い尺、とてつもなく"斬、"というタイトル…特に"、"のもつ意味をどストレートにぶつけられる映画でした。
「死ぬんですか?」
「死にません。」
時代劇なんだけど、江戸時代の末期という設定に合った"人を斬ったことのない侍"の姿が、妙に現代社会を生きる若者らしく見えておもしろかったですね。
「人を殺すために出かけるんですよね?その刀は飾物ですか⁈」
"斬る"理由も"斬らない"理由もごまんとあるけど、結局は選べる選択肢は"斬る"か"斬らない"かの2つだけ。
「ひとり斬れば肝も座る、それができなければ…あいつというものに意味はない。」
塚本晋也さんが自ら演じた役もよかった。
「もうやめてください!」
ときに滑稽にも見える池松さんの葛藤のシーンが良かったのと、全編通して蒼井さんの台詞からくる心情の移り変わりも女性らしくて良かったです。