原作漫画のファンだけど、映画はおもしろいっちゃあおもしろいけど、おもしろくないっちゃあおもしろくない、肉でも魚でもない一品。
主人公の頭の回転の速さを描写するシーンは、映像ならではで良かった。
岡田准一の身体ひとつで壁を使い2階3階へと駆け上がるシーンも、ファブルの常人ならざる表現がされていてよかった。
逆に言うとそれだけなんだよなー。
終盤の大乱闘は、画を派手にするためには必要だったのだろうけど、「ファブル」っぽさからは離れていってしまった。
柳楽優弥のデカい演技は、原作に対して新しい解釈とテンションを与えていて良かった。全員あのテンションでも良かったくらい。