「フルートベール駅で」などで、黒人差別による悲劇については多く語られてきた。
しかし、本作は単純な黒人VS白人というところにとどまらないところに、アメリカ社会の深い闇を感じることができた。
セカニが銃を持つことに様々な答えが凝縮されており、最も心が震えたシーンであった。
このような話だとどうしても「憎むべき白人」となってしまいがちだが、クリスをはじめとする白人たちにも好感がもてたのも大きかった。
個人的にクリスが情けないヤサ男にならなかったことが嬉しい。
それにしてもなぜ警官による不当な黒人差別がなくならないのか…。
日本人の自分にとっては理解することが難しかった。