先輩におすすめしてもらった映画。
ほぼ情報も調べず、何故かドルビーシネマで鑑賞、結果号泣。
まず、ドルビーシネマって凄いんですね。
2500円って聞いて、はぎゃべぇって思ったけど、上映前にしっかりドルビーシネマの説明もあり、確かに凄いなぁと納得。
アニメだから余計に色も鮮明で、良い映画体験だった。毎回これで観ようとは思わないけど。
バイオレット・エヴァーガーデンはアニメなんですね。私はアニメ未鑑賞だから、きっとここはアニメと繋がってるんだろうなぁ、ってところもありました。
素直になるのってむずかしいけど、バイオレットちゃんは素直ですよね。
まだ人間になりきれてないバイオレットを武器として使わなきゃいけない、けど年頃の子と同じような時間を過ごさせてあげたい、少佐の優しい人間らしい葛藤。
バイオレットちゃんは自分の役割をわきまえてるし、武器でもいいから少佐と一緒にいたい。というか、それを当時は本気で当たり前だと思ってる。心がまだ出来上がっていないから。
でもさ、バイオレットちゃんが会いに来てくれたら、会わないなんて選択肢はないと思いませんか。
だって、ずっと考えてたでしょう。後悔もあるかもしれないけど、心臓がズキズキするくらいいつもバイオレットちゃんで頭がいっぱいでしょ。
少佐の痕跡が少しでもあるものに飛びつくバイオレットちゃんが可愛い。そして切ない。必死なんだ。
必ず生きていると信じています。
そう信じられるバイオレットちゃんは強い。
少佐は生きている。その少佐にもう一度会うことが夢だ。その夢が叶うことを、強く強く願う。それを希望に生きる。
少佐に会いに行く前のバイオレットちゃんを抱きしめたい。
私は大丈夫でしょうか。気持ち悪く、、、ないでしょうか。
気持ち悪くなんかないよ。
バイオレットちゃんはそのままでもう充分いいんだよ。なにもしなくていいんだよ。
なんなんでしょうね、あの、大切な人に会う前の緊張感や不安って。不思議ですよね。
最後、バイオレットちゃんは大佐の前で、言葉を詰まらせるよね。
言葉にならない感情が形を変えて、涙になって、バイオレットちゃんの瞳から流れていく。
あんなにわんわんと、赤ちゃんみたいに泣けるバイオレットちゃんはもう大丈夫。
人の心を持ってなかったら、あんなふうに涙なんか流れてこないもんね。
真っ直ぐで揺るがないバイオレットちゃん。強いなぁ..。