あなたの声がみちしるべ
ソーシャルディスタンスの映画館で見てよかった。普段は映画館で泣くのをこらえてしまうほうだが、これは無理だった。最後、みちしるべのあたりからは抵抗すらやめた。
10話の話とか、少年の話が、それぞれ本筋の話にうまくからんで、脚本もうまいなあと。映像の素晴らしさはもちろんのこと。京都アニメーションの皆さんがヴァイオレットに「愛するということ」の意味をちゃんと教えてあげよう、そしてそれを僕らにちゃんと見届けさせてあげようという気持ちが伝わってくる。こんなに心を込めて丁寧に作られた映画があっただろうか。
ヴァイオレットとギルベルトの話はもちろんいいんだけど、周りがみんないい人なんだよね。特にホッジンズ社長には、そんなことをする権利はお前にはないだろとか、心の中で怒ってたけど、ヴァイオレットのためを思っててのも痛いほどわかってて。俺も気をつけよう変なとこで反省したりもした。
最後、何も語られなくても、ヴァイオレットが幸せであった様子も伺え、安心して映画館を出れました。
京都アニメーションはほんとに素晴らしい!早くもっとたくさん僕らにいい映画を見せてください!