このレビューはネタバレを含みます
ストーリーも作画も最高レベル
作画はあまりに綺麗すぎて芸術作品を見てる気分だった。
色々なアニメ制作会社があるが、自然を描く事においては京都アニメーションがNo. 1かなと思う。
「泣けるアニメ」の評判通りしっかり泣かせてくれた。
テレビシリーズエピソードのアンの孫がヴァイオレットエヴァーガーデンの足跡を辿る展開になってる。
アンのエピソードはテレビシリーズで一番泣いたから出てきて嬉しかった。
ラストシーンでは少佐とヴァイオレットがついに対面で会う事になるが、
少佐は口頭で「あいしてる」と何度も言うのに対し、ヴァイオレットは泣くだけで結局声で「あいしてる」とは言わない。
ヴァイオレットが「あいしてる」を伝えるのはあくまで手紙の中としているところに、
シリーズ通じて「手紙が持つ力」を作品のテーマにしていて、様々な手紙を通じてヴァイオレットが「あいしてる」を学んできたという背景が表れてると感じた。
エンドロール後に少佐とヴァイオレットの指切りを入れたのはずるいと思う。あんなの絶対泣く
心が洗われるとよく言われるが、今作もマイナスな感情が湧く場面が一切なく、なんか心が綺麗になった気がする。