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TAU/タウのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

TAU/タウ(2018年製作の映画)
4.0
生活するために盗みを働くような荒んだ生活を送る女性「ジュリア」(マイカ・モンロー)。
自宅でくつろいでいた彼女だったが、突然何者かに誘拐されてしまう。
目を覚ました「ジュリア」は、見覚えのない場所に監禁されており、すぐそばには自分と同じ境遇にある知らない男女がいた。自分を誘拐した人物から拷問のようなことをされ、首に謎の部品が埋め込められてしまう。
現状を打破するため、なんとか監禁されていた檻から脱出すると、どうやらここは誰かの家のようだった。
一緒に閉じ込められていた男女と、この家を脱出するべく玄関へと向かい、玄関の扉横に設置されていた生体認証機に触れると突然アラームが作動。
そして見たこともない巨大なロボットが「ジュリア」たちの前に現れる。
攻撃的な姿勢を見せるロボットから逃げる「ジュリア」たちだったが、残念なことに2人の男女は犠牲となってしまう。
「ジュリア」だけが間一髪戻ってきたこの家の主人「アレックス」の命令によりロボットが停止し、命を救われた。
そして「アレックス」は、この家に備えられているAI「タウ」(ゲイリー・オールドマン)を呼び出した。
「タウ」は「アレックス」の命令には絶対的であった。そして「アレックス」が「タウ」に命令を出し、「ジュリア」は「アレックス」の実験を成功させるために命令を聞かざるを得ない生活が始まる。ある時。実験が終了してしまうと「ジュリア」に命は無いことを彼女は知る。そうなる前にこの家から脱出しなければならない。しかし、この家のAI「タウ」は、彼女のことを常に見張っていた。
果たして、「ジュリア」はこの家から生きて脱出することができるのか…?
ジュリアが、施設から逃げ出すため人工知能「タウ」を味方にするために、音楽の話したりする中で、「タウ」は人間として自分の意思を持つよう覚醒していく展開が、面白い。
だが人工知能「タウ」を開発する目的が、いまいちはっきりしなかったり、ツメが甘い部分があるけど、まあまあ楽しめるSFサスペンス映画。
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