アメリカ産の実験アニメ。音楽に合わせて様々な色が動く話。

視覚的には面白いけど、あまりにも題材が往年の実験映画の監督たちと同じ過ぎて、オリジナリティが皆無な作品でした。今作のやっていることは、あくまでノーマンマクラレン、レンライ、スタンブラッケージの二番煎じに過ぎなかったし、たとえ制作に労力がかかっていたとしても、数十年前に活躍した彼らの方が技術的な問題で明らかに苦労しているため、そういう意味でも今作はそれほど評価に値しない気がします。半世紀も前に出来たことをわざわざ現代で再現したわけですが、さほどクオリティに変化はなかったです。

これの前に見たThe Grand Bizarreがあまりにも完璧で衝撃的だったので記録として、

ステンドグラスのコンタクトペーパーやインクを使ったアニメーション
あまりにも映像が心地よすぎる！！！
ストップモーションで構成された色彩とパターンの連続に圧倒される
3分間という短い時間ながらも、一気に私の脳と視覚が大爆発。目も心も完全にもっていかれた。