マクガフィン

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲のマクガフィンのレビュー・感想・評価

3.1
邦画の超絶ギャグがトレンドなので、逆にユルいギャグが新鮮にも感じたり、懐かしく感じることに。アナログ時代とデジタル人間の対比も良く、古風でベタなギャグも楽しい。また、古風なスパイアイテムもスパイとしての実用は効果は薄いが、作品としてアクセントになるギャップも好感。

ジェスチャーやアクションがある故か、滑っても場の雰囲気が凍り付かないことや停滞しないことが良い。定番の「007」や南フランスならではの「TAXi」などのパロディも盛りだくさんに。地理の先生になり、本来の教育と違うスパイ教育するが、子供たちの純粋さが微笑ましい。

シーンが飛ぶこと、構成が雑なことやコメディならでのことも勿論あるが、周囲に多くの迷惑を与えても、結果的に大団円的に纏まる、ほのぼのとした余韻が絶妙。