〈これ、HUNTER×HUNTERですか？〉
副題に"痛快！ 超能力バトル！"とでも書いてほしい。ところで、本作は｢シャイニング｣ではない。せいぜいM・ナイト・シャラマン作品といったところ。そう、これはHUNTER×HUNTERである。とにかく悪玉たちは幻影旅団にしか見えないし、超能力は念能力。もちろんそうなると黒人の少女アブラはクラピカである。結局表面的なパロにすぎないとか、真面目に考えるほど悪い所が目につく作品なのかもしれないが(特にスティーヴン・キングの小説を愛読しているような人には)、イケてる超能力バトルがあのオーバールック・ホテルで繰り広げられる！くらいの認識ならば、全然満足に楽しめる。｢シャイニング｣にスティーヴン・キングが激怒したように、キューブリックは天国で本作に激怒していると思う、多分。個人的には、大アリ。
