ダイセロス森本

最悪の選択 Calibreのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

最悪の選択 Calibre(2018年製作の映画)
3.6
どっかで見たことある展開だけどこの異様な空気は初めて。そして最後の主人公の顔が、今もしっかり頭に残ってる。完全に人間が変わってしまった彼のあの目。ホラーより恐ろしかった。

音がなくなるのはバグかと心配したけどそういう演出か。すごいな。

鹿を狩るはずだったのに鹿は逃げ、当たったのは子供だった…。いやあどうしておめえそこにいんだよ…って感じではあるけど、なかなか良い絶望加減。しかしそこからの展開、パパが来て相方がああっ!!ってしてしまう展開は「こいつら慣れてんな??」としか思えなかったが、主人公のピュアさを見ると、悪い友達みたいな、関係がずるずるしてる友達だったんだろうなと思ってしまう。
景色は最高に良くて、建物もとても魅力的なのだが、その人に隠されているとんでもない色んなことが今ももやもやさせる。

ずるずると引き込まれていくような映画。