このレビューはネタバレを含みます
初めての礼拝や神を信じる周りの人に惑わされながら生活するゆらくん。元々彼は神様などいないと思っていたり、実家は多分仏教、お爺ちゃんはキリスト教。
見様見真似でお祈りをしたところ、友達ができお金を得る、お祈りする時や普段の生活にジーザスが現れる。
しかし友人が瀕死の時、いくらお祈りしても現れず亡くなってしまった。
最後のシーンでジーザスを潰す。
純粋な子供にキリスト教やそれを基に成り立つ社会がどう映るのか興味深かった。
彼の心境や行動はアメリカに行った時の自分に似通う部分があり、全く異なる所もあった。
アメリカで教会に通っていた時、多少の違和感はあったものの異文化として受け入れられる面はあった。しかし日本人教会に行った時や日本人のキリスト教信者と話す時強い違和感を覚えた。今回も同様で日本人が日本文化の中でキリスト教を信じ賛美や礼拝をしているシーンに初めは違和感を覚えるが、すぐ慣れた。
作り上げられている社会に疑問を抱いたり、素直に受け入れられないがそれを表明も出来ない子供のありのままの姿が見えた。