こまだこま

僕はイエス様が嫌いのこまだこまのレビュー・感想・評価

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)
4.0
エモさを感じる雪景色と学校の風景。本編を彩るピアノの音色や賛美歌が心地よかった。全体的にブルーを基調とした画面の色も好きだった。構図も印象的で、つくり手側のこだわりを感じる作品であった。
神様に祈る事って簡単だ。しかし、祈ってもどうにもならない現実というものも確かに存在している。
叶わないのにどうして祈るんだろうというもどかしさを感じる主人公が等身大だった。大好きで憧れていた友人の不在を受け入れるには、彼はあまりにも子どもすぎる。
ラストの手紙が素直で子どもらしい感性でとても好きだった。
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