ドクバリ

海獣の子供のドクバリのレビュー・感想・評価

海獣の子供(2018年製作の映画)
3.5
中学生の女の子とジュゴンに育てられた少年達の話、、ですかね。
残念ながらストーリーが壮大すぎて、明らかに消化不良というかキャッチしきれなかった感じがしました。

海とクジラの描写もキレイだし、妙に劇画タッチっぽいの登場人物も好感を持てたし、劇中のあの晩ごはんは何料理ですかね?食べてみたいです。

でも、なんでしょうか、、ストーリーの壮大さに反して細かい設定がリンクしないというか、、冒頭のハンドボールで主人公がやらかしちゃう場面も自分にはそんなに悪いことだとも思えなかったし、家族関係もアル中やら仕事にかまけて家庭を顧みないネグレクト的な事かと思えば、なんか娘を心配してみたり。

そしてなにより、船に乗ったり、トラックに乗ったり、嵐の町に飛び出しだりと、少年少女達の自由さ加減が怖かったです。


エンディングの米津さんの曲が世界観とマッチしていて良かったです。
これ見よがしに劇中でバンバン流れなかったことも良かったです。

絵のタッチが好きっぽいので原作読んでみたいです。
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