あまがえる

マチネの終わりにのあまがえるのネタバレレビュー・内容・結末

マチネの終わりに(2019年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

小説を読んだあとに見てしまうと、映画はとても物足りなく感じる。これだけの長い小説をたった2時間に集約するのは確かにとても難しいだろうなと思う。逆に映画だけ観ると、背景があまり描かれていない分、この2人の思考や出来事に対する感じ方がうまく理解できないだろうなと思う。
結局この映画では聡史と洋子の恋愛を描くというより、早苗も加わった愛憎物語のようになってしまっている。1番驚いたのは洋子の父親が実の父親ではなく、もう亡くなってしまっているというところで、洋子の人格を形作った物がほぼ消えてしまっているところがとても残念だった。
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