きゃら

マチネの終わりにのきゃらのレビュー・感想・評価

マチネの終わりに(2019年製作の映画)
3.6
ノッティングヒルの恋人が劇場でバレンタイン再上映されてるのを知ったけど、日程が合わず断念し(涙)何か恋愛ものを観たくなりこちらを鑑賞。

邦画ではこの主人公2人のような年代同士の恋愛ものは珍しいけど、ロマンチックな恋愛映画として成立していたところは良かったです。

んー、なんかレビューをどんどん書きたくなるこの映画笑
やっぱり恋愛ものって良いわ笑

福山さん演じる世界的ギターリストの聡史と石田さん演じる海外で活躍するジャーナリストの洋子のラブストーリー。
40代の2人だけど、2人とも独身であるところが嬉しい。安心して観られる綺麗なはじまり♪

ただ、2人が出会ってすぐに恋に落ちるんだけどその心の過程が描かれてなかったり、2人のこれまでの背景の説明も少ないのが物足りなく、婚約者のいる洋子が簡単に聡史に心変わりするところも違和感がありました。
聡史の「君が死んだら僕も死ぬ」という震えるほどのロマンチックな言葉もここでは唐突すぎて、生かされてなかったのが残念でした。
前半は台詞も小説的でわざとらしく感じ、展開も退屈に感じました。
ところが真ん中あたりで2人の恋が成就しようとするところで、まさかのとんでもない横槍が入りすれ違いになります。
すれ違い後の2人の行動、洋子に関してはまぁあり得るかなと思うけど、聡史の行動には「ぎゃー!嘘でしょ!」と声をあげてしまいました。
なんじゃそれ、結局誰でも良いのかと気持ち悪いと思いました。
でも、この展開面白すぎる笑笑
ここから俄然引き込まれ、ラストまで集中して観られました。

ラスト近くニューヨークのレストランで件の女と話す洋子の大人の対応、台詞、表情がめっちゃ震えるくらい素敵でした。
大人の女そのものでした。
あの女との格の違いを見せつけて、震えたー!よくやった!
この時の石田ゆり子さん、特にめっちゃ美しかったです。好き❤︎

ラストも情感があってとても良かったので、なんだかんだ言っても観て良かったです。

全編通して石田さんのファッションが派手さは無いけど、センスが良くて素敵でした。
あのコーディネートを一式通販してくれたら、欲しいな☆
きゃら

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