現在公開中のプリシラを観るのでその前に鑑賞。
世代が違うのでエルヴィス・プレスリーさんの事は詳しくなかったけれど、この映画で知る事が出来て良かったです。
歌とダンスの才能に溢れ、親思いで優しく繊細でキラキラした星のようなエルヴィス。
そんな彼に魅了される作品でした。
真ん中辺りは少し長く感じてしまいましたが、前半のアフリカ系の方達の描写と共にエルヴィスが成功していくまでのところと後半のラスベガスでのシーンは見応えがあって良かったです。
唯一無二のスターのあからさまな光と影の物語でした。
どんなに才能のあるスターでも彼1人では成功出来ず、ブレーンや取り巻き、支える人々が必要で、その周りの人間に搾取されたり利用される事もある。
世の常とまでは言わないけど人の世にはありがちで、それに陥ってしまったエルヴィスを見るのは辛かったです。
でもそんな台詞もあったように、自分はエルヴィスを追い詰めたのはある意味ファン達の愛なんじゃないかなと思いました。
彼を愛する事が心の支えになっているファンがたくさん居て、それに応える為と自らの名声の為にステージに立ち続けないといけない。
そして心身ともに疲弊していく…。
これは唯一無二のスターであった彼の宿命なんじゃないかな。
エルヴィスの独特のファッションも見ものでした。
はじめの頃の黒いレースのシャツにピンクのスーツ、ラスベガスでのインタビューか何かの時の黒い衣装に赤と黒のツートンカラーのスカーフ、が特に印象的でした。
当時の車もめっちゃカッコ良かったです。
そしてそして、エルヴィスを演じた俳優さんが可愛くて可愛くて美しくてカッコ良くて最高でした❤︎
若い時の純粋な姿と大人になってからの大人の色気を演じ分けるなど素晴らしい演技でした。
ファンになってしまいました♡
音楽も素晴らしく、オープニングのワーナーのロゴやエンドクレジットの画像も素敵でした。
華やかな演出も多々あり、エルヴィスの人生も丁寧に描かれていて、素晴らしい作品でした☆
