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アルキメデスの大戦のすてふのレビュー・感想・評価

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)
3.7
大型戦艦の建造費を題材にした作品。

第二次世界大戦が目前に迫る昭和8年、国力を世界に示そうとする海軍は世界最大級の戦艦の建造を計画する。しかし、デカいだけの戦艦より空母が必要だと考える山本五十六は戦艦の建造を阻止するため、建造費の見積もりに疑念を抱き、天才数学者に見積もりの不正を暴くように依頼する。

数学の天才ではあるが戦艦についてはズブの素人。ゼロから自分の足で戦艦を見て調べて無理難題に立ち向かう。

山崎貴監督の変なヒューマンドラマが介入する余地がないので話の展開としてシンプルに面白い。ただ、実在する人物じゃないのでかなりの無理難題に加えて急にピンチになったりするからドラマだなと感じる部分もある。
最後の史実通りに持って行くための思想的なところはちょっと強引かなと思った。
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