第二次大戦からさかのぼること6年、帝国海軍は史上最大の巨大戦艦の新造を計画していた。国費の圧迫と国民の戦意高揚を懸念した少将・山本五十六は、低すぎる建造予算の見積もりを指摘することで何とか計画の撤回させようと考える。複雑な建造費を再計算するため、五十六は数学の天才的能力を持つ学生をスカウト。建造推進派の妨害にあいながらも奮闘する・・・ というお話。
めちゃめちゃ面白かったです!
戦艦大和の話だが、がんばって大和を作ろうという話ではなく、むしろその逆なところがおもしろい。
キャスティングが見事でどの役もピッタリ。特に五十六役の舘ひろしや、対する田中泯演じる平山造船中将が素晴らしい。
冒頭10分で"戦艦大和の最期"が迫力満点、かつ恐ろしく描かれる。ド頭でこれを示すことで、新造計画の阻止に奔走する登場人物たちに非常に感情移入できる。
是非劇場で!