あきたねる

アルキメデスの大戦のあきたねるのレビュー・感想・評価

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)
3.9
原作未読

すごく面白かった。「史実から着想を得たフィクション」でも見応えがあるものだったし、キャラクターも魅力的だったと思う。

田中くんがいい人。最後の計算が出来上がって名前を呼ばれた時の嬉しそうな顔が良かった。
平山さんが好き。会議の場でこそ「私の負けだ」と言っていたけれど、多分あの場にいた人の中ではずば抜けて一手も二手もこの国の未来を読む人だったと思う。
嶋田さんは終始いや〜な役だったな。ブラック企業の上層部にいそう。

戦艦を欠陥を見つける話かと思いきや、戦艦を作る軍事費用見積もりの虚偽を暴く話だったとは。最終的に欠陥もあったけれど。櫂が書き上げていたあの設計図に繋がるところは鳥肌がたった。