これからの戦争は戦艦よりも航空機が主体となることを主張する山本五十六海軍少将は、平山造船中将が計画する巨大戦艦の建造計画案の不当に安い見積もりを暴き出し新型戦艦造船会議において平山の計画を阻止するべく、元帝大生で100年に1人の天才と言われる数学バカ櫂直を海軍主計少佐に抜擢、特別会計監査課の課長として就任させる
「新型艦建造計画の資料は最高軍事機密の"軍機"に属します。」
何一つ資料の無いなか、戦艦の設計においてど素人の櫂はたったの2週間で巨大戦艦の造船見積もりをはじき出さなくてはならない
「やるなら徹底的に小さいことを全力で。」
錚々たる役者陣!そんな中でも菅田将輝さんと柄本佑さんの演技がたまらなく凄くて好きです!
「数字は嘘をつかない…数字こそが真の正義!」
戦争を回避するため天才数学者が戦う…とは言え、天才数学者と言えども山本海軍少将にかかっては計算を狂わされる。
「怒りを抱かせることは十分にできた。」
そして、冒頭の戦艦大和が沈むシーンの裏に隠された様々な出来事や思惑が明らかになるにつれて、この頃の日本てのがどういうものだったのか改めて知ることができた。
「我々は、その先を見つめなければならない。」
ちなみに、この映画を観てると「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」を思い出しました。