どど丼

泣くな赤鬼のどど丼のレビュー・感想・評価

泣くな赤鬼(2019年製作の映画)
3.3
父親と若者、父親と家族、そして若者間の不和と結束&愛情、それを描くツールとしての野球と余命系ジャンル、、これぞな重松清。

余命モノが苦手なのに推しが出ているという理由だけで観てしまったが、中年男性と若者が過去の悔恨を拭うプロセスがとても丁寧に描かれていて、涙を禁じ得ないシーンも多々あり。一昔前のパワハラじみた指導を無意識に続け、生徒一人一人を理解しきれず結果的に見放してしまう、昭和然とした"赤鬼"の姿が違和感を伴って見えたのは良かった。本編後の彼が同じ轍を踏んでしまわないか心配ではあるが……。

ちなみに推し(武藤潤)の初々しい演技はとても良かった、、ビジュアルが完全に野球少年、、当時と比べると、本当に演技上手くなったね……! あと、堀家一希の演技が素晴らしすぎてビックリした、、パーちんと「好きどや」の親友役しか知らなかったので、こんなに良い俳優さんなんだと衝撃。もっと出て!!
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