とまぴゅー

泣くな赤鬼のとまぴゅーのレビュー・感想・評価

泣くな赤鬼(2019年製作の映画)
3.0
野球強豪校から進学校に異動になり、以前のように情熱をもって監督・指導をする気力がなくなった教師の赤鬼(堤真一)が、余命わずかな元教え子のゴルゴ(柳楽優弥)と再会するお話。

私の苦手な余命宣告からの感動ストーリーだったけれど、そんなに湿っぽい演出ではなかったのでそこは良かった。

主人公の堤真一が教師としても父親としても結構ポンコツなので感情移入し辛い。
特に現野球部の子達がかわいそう。自分が赤鬼の教え子だったらこんな教師に二度と心は開かないと思う。

ゴルゴの高校時代が自分を見ているようでキツかった。反抗心が強くて、意地っ張りで、格好つけたがり…見ていて居た堪れない。私には彼の気持ちが痛いほどわかってしまう。

赤鬼へ余命を伝えに行くシーンは好きじゃない。どうにも無理やりな展開に見えてしまった。